屋根の瓦は、地震や台風などの自然災害または、落下物の影響で割れてしまうこともあります。部分的な破損でもその隙間から雨水が侵入し、雨漏りの発生に繋がってしまいます。瓦一枚だからと言って甘く考えるのではなく、お気付きになられた際に補修や交換など早期の対応が必要です。

漆喰（しっくい）には、雨水から屋根の内部を守る堤防の役割があります。日々雨風の影響を受けているので、経年劣化により、黒ずんだり剥がれたりします。堤防が決壊してしまうと、屋根の内部に雨水が染み込み、雨漏りの原因となります。それ以外にも瓦のズレや落下する原因にも繋がります。

葺き替え工事は、屋根の下地から全てをやり直します。新築と同様の屋根へと生まれ変わることで屋根の防水性や耐久性が向上します。瓦屋根から瓦屋根への葺き替えや軽量な金属屋根への葺き替えで耐震性を向上させるなど、葺き替え工事は、制限のない修理方法です。

カバー工法は、名前の通り今ある屋根の上から新しい屋根材をカバー（重ね葺き）していく工法です。既存の屋根をそのまま利用できるので、廃材の撤去・処分費用が掛からないので、屋根リフォームのコストを抑えることが出来ます。日本の一般住宅に多いスレート屋根のリフォームにカバー工法をおこなう場合が多いです。

雨漏り修理で大切なことは「あとどれくらいこの家に住むのかを考えることです」これからも長く住み続けるのであれば、発生の元から解決することが必要です。長く住む予定がないのであれば、2、3年程雨漏りを止めるだけの部分的な修理も可能です。